変革への理解を得るには

5Sでは整理がポイントと言われます。

 私はもう一つのポイントとして躾(決められたことを守る)が重要と思っています。

変革を推進する経営者や担当者はやる気十分でも、企業にはいろんな人がいます。

若手からベテラン、正規社員から非正規社員、それぞれの立場、労働条件、モチベーション、仕事に対する姿勢・考え方。

 5SやIE等による仕事の変革を進める中では、仕事の方法を変えなければなりませんが、変革を定着させるには、働く人全員の理解が不可欠です。ここを軽視したためにせっかく決めた新しいルールが1週間後には元に戻っていた、というのはよくある話です。

自らが経験を積み重ねて築き上げた従来の作業方法にプライドを持っていて、変革に対して心理的な抵抗が大きい人もおられるでしょう。

そういった場合、理屈で変革の必要性を訴えても説得力が無く、机上の空論と思われるかもしれません。そもそも仕事の方法を変えたくない人は、聞く耳を持たないでしょう。

対応としては、粘り強く変革の必要性を訴えるのはもちろんですが、従来の方法を否定するのではなく、尊重した上で変えるべきところは変えるという姿勢が必要と思います。

 いきなり大きい変革を行うのではなく、小さい変革や新しい方法の期間を区切ったテスト等が効果的です。

効率が上がった、仕事が楽になった等の成功体験を得ることで、次の変革への抵抗感が減ります。

最終的には自らが変革を進める意欲を持ってイキイキと仕事をしてもらえれば最高ですね。